スポーツで起きる捻挫の約70%以上が足首の捻挫と言われています!
- 足首を内側に捻った事がある
- 外くるぶしの前下方を押すと痛みがある
- 外くるぶしの前下方の腫れ、皮下出血がある
- 足首を内側に捻ると痛みがある
- 外くるぶし周辺の痛み
前距腓靭帯損傷とは?
外くるぶし周辺にある3つの靭帯があります。スポーツの時や段差を踏み外した際に足を内側に捻って受傷します。スポーツ外傷の中では最も頻度の高いケガです。最も損傷頻度が高いのが下記の図の赤印のところにある前距腓靭帯です。
前距腓靭帯損傷の分類
Ⅰ度:靭帯線維の小さな損傷
腫れも少なく、痛みも軽い、普通に歩ける。
Ⅱ度:靭帯の部分的な断裂
腫れや内出血がみられる、痛みが強い、痛みで歩きにくい。
Ⅲ度:靭帯の完全な断裂(手術の検討も必要)
足首がグラグラ、力が入らない、非常に強い腫れと痛み、歩けない。小~中学生に多く発生し、大人になるにつれて減少傾向にあります。
前距腓靭帯損傷の痛みの原因
バスケットボールやバレーボールで、ジャンプの着地で誤って人の足の上にのってしまったり、サッカーやラグビーで、グラウンドのくぼみや芝生に足をとられて足首を捻ってしまうことが原因です。足首の捻挫は、スポーツで起こる最も多いケガの1つです。
前距腓靭帯損傷の施術方針
当院では、受傷直後からの治療として、RICE処置と言われる安静・冷却・圧迫・挙上処置を行います。
安静
運動中であれば出来る限り早い段階で運動を中止し患部を安静にする。出来る限り捻挫をした患部に体重をかけない様にする。
冷却
湿布薬ではなく必ず氷で患部をアイシングする。氷嚢・アイスパックがあれば氷を入れて使用する。最低、2~30分はアイシングを行う。凍傷に気を付けながら行う事が必要。湿布よりも氷で必ず冷やす。
圧迫
時間の経過とともに足首に腫れが出ることがあるため専用のテーピングで圧迫処置を行います。
拳上
足首の高さを心臓より高くする。寝るときは、足元に枕を入れると良い。。
まとめ
受傷直後の適切な安静・冷却・圧迫・挙上の処置を行う事により腫れが抑えられるため回復期間が短縮されます。同時に、超音波やメディセルを組み合わせて炎症に対しての治療を行います。
炎症症状が消失したら、徐々に足首の負荷をかけていきます。スポーツ時はテーピングを使用し運動指導を行います。
足首の捻挫は再発しやすいので、適切な処置・捻挫に対する知識が大事になりますので足首の捻挫でお困りの方は当院へご相談ください。