手のしびれ(4) 肘部管症候群
23.07.17
手がしびれる病気の中でも、薬指、小指側がしびれるのは、肘部管症候群だしょう。
しびれだけではなく、細かい手作業が難しくなる場合もあります。
肘の内側を通る尺骨神経が、なんらかの原因で圧迫され、薬指、小指にしびれが出ます。
進行すると、握力が弱くなったり、手のひらがやせてきて、平べったくなります
原因
① 長時間の繰り返しの腕の曲げ伸ばし。または、長時間肘を曲げた作業。仕事、スポーツなど。
➁ 手を強く握る動作。
➂ 加齢による変形性関節症。
➃ 生まれつきの肘の筋肉の異常。
⑤ ガングリオンなどの腫瘍。
これらの原因で、尺骨神経を圧迫すると症状が起ります。
治療
尺骨神経は第8頸神経から出ています。その神経の興奮を鍼で、鎮静化させ、しびれや痛みを落ち着かせます。
また、肘の肘部管を構成する尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋が硬くなると、尺骨神経を圧迫させ、しびれの原因となりますので、それらの筋肉を鍼で緩めていきます。
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