膝に水が溜まる(関節水腫)(1)
22.06.12
こんにちは。下妻整骨院しもつま鍼灸院のブログ担当の寺崎です。
今回は膝に水が溜まって動かしにくいという患者さんがいらしたので、なぜ膝に水が溜まるのか、痛みをとるにはどうしたらいいのかをシリーズでお伝えして行きたいと思います。
まずは膝に溜まる水は何なのでしょうか?
これは、関節液という液体です。
関節液は関節の内部を満たしている粘り気のある液体のことです。関節を包んでいる関節包の内側にある滑膜という組織から分泌されて、体重を分散させ、関節を保護する役割をしています。
スポーツや日常生活で負荷をかけ続けていると、膝の軟骨が損傷され関節内で炎症が起きていきます。その時に、滑膜から大量の関節液が分泌されて、炎症を鎮めようとします。通常、関節液は1CCくらいの量なのですが、50CCくらい分泌されてしまうようです。これが膝に水が溜まった状態で、「関節水腫」と言います。
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