ぎっくり背中(2)原因
24.06.17
「ぎっくり背中」は腰ではなく、頚の下部から、みぞおちの後ろにかけて強い疼痛が起こる現象です。
最初はどこが痛むのか、はっきりしません。しかし、だんだん痛みがピンポイントに限局化していくようです。ぎっくり腰は腰に痛みが生じますが、ぎっくり背中は、左右肩甲骨の間に痛みを感じます。
ぎっくり背中の原因は、背中の筋肉を包みこんでいる筋膜の損傷です。
筋膜は、例えると、筋肉繊維の束を包んでいる膜です。ソーセージの中身を皮が包んでいるように筋肉繊維を包んでいます。この筋膜が破けて炎症をおこしている状態がぎっくり背中です。
原因➀ 姿勢が悪い
背骨は重たい頭を支えるためS字カーブをしています。猫背やストレートネックになると、このS字カーブが崩れてしまい、背中の筋肉に大きな負担を与えます。次第に筋肉の柔軟性が失われ、ぎっくり背中を発症させます。
原因② 長時間の同じ姿勢の筋肉疲労
デスクワークや立ちっぱなしで、背中の筋肉を持続的に負荷をかけているのも、ぎっくり背中の原因となります。
原因➂ 運動不足なのに急に動く
運動不足で筋肉の柔軟性が低下している時、急に筋肉を動かすと筋膜が破れやすくなり、ぎっくり背中の原因となります。
原因➃ 冷える環境での運動
外気が冷えても、筋肉は硬くなります。そんな状況で筋肉を動かすと、筋膜が破れます。冬はもちろん、夏でもクーラーで冷えている環境は要注意です。
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