スポーツ障害の対策
こんにちは。下妻整骨院、しもつま鍼灸院のブログ担当の寺崎です。
今回はスポーツ障害についてお伝えします。
1 スポーツ障害の原因
スポーツをすることによって筋肉、腱、靭帯に過度の負荷がかかって痛みを生じることをスポーツ障害といいます。別名はオーバーユース症候群とも呼ばれます。
初期は軽い痛みがある程度ですが、疲労がたまったまま練習を続けていますと、次第に慢性化します。悪化すると日常生活に支障をきたします。
原因は、身体の使い過ぎにによる柔軟性の欠如、栄養、休養の不足、間違った体の使い方だと考えられます。
代表的な症状は、野球肩、野球肘、ランナー膝、テニス肘などです。
2 スポーツ障害への対策
❶ ストレッチ
ケガなどで缶肉や皮膚の組織が壊れたり、組織の血流が阻害されて酸欠になりますと、ブラジキニンやセロトニンなどの発痛物質が放出されます。痛みを感じる状態です。この状態は、筋肉の緊張が高まり血流が低下します。そして、新しい発痛物質が蓄積して痛みが増大してしまいます。
この状態を経ち切るために、血行を促進させ発痛物質を素早く取り除くことが大切です。そのためにストレッチを行います。筋肉の緊張をほぐし、血流を改善、発痛物質を取り除く効果があります。
運動前は、柔軟性の改善、筋肉の緊張緩和、血流促進、ケガの予防などの効果があります。運動後は、疲労物質の代謝を促進を促したり、緊張した筋肉をリラックスさせる働きがあります。
パリスティックストレッチ
① 片足で立ち、反対の膝を後ろに蹴り上げます。
ダイナミックストレッチ
① リラックスした状態で立ちます。
② 左右10回ずつ行います。
② 顔を下に向け、両手を身体の前でクロスさせます。
③ 顔を上げながら、両腕を左右に広げていきます。
④ 呼吸しながら20回繰り返します。
❷ 栄養
スポーツ障害の予防と改善のためには、毎日の食事が大切です。疲労回復を高めて、筋肉や腱のダメージを抑えるビタミンやミネラルが不足しないような食事を心がけましょう。
主食、主菜、副菜、乳製品、果物を1食でまんべんなく摂取する「栄養フルコース型」という食事の仕方を厚生労働省と農林水産省が推奨しているそうです。
❸ 睡眠
睡眠時に脳の視床下部で成長ホルモンが生成されます。成長ホルモンは筋肉、骨などの組織の成長を促す役割だけでなく、疲労回復や筋肉の修復を促進します。
午後10時から午前2時の「ゴールデンタイム」には成長ホルモンが大量に分泌されます。おそくても12時くらいには就寝して成長ホルモンの分泌を盛んにして疲労回復をしましょう。
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