起立性調節障害(2)4つのタイプ
23.03.13
起立性調節障害は、以下の4タイプになると考えられています。
① 起立直後性低血圧症・・・・・起立直後に血圧が低下して、回復に時間がかかるタイプ。
➁ 体位性頻脈症候群・・・・・・起立して血圧には異常はないが、心拍が上昇して回復せず
上昇したままになってしまう。
③ 血管迷走神経性失神・・・・・・・起立中急激な血圧低下が起こり、倒れてしまう。
④ 遷延性起立性低血圧・・・・・起立を続けていると、少しづつ血圧が低下して倒れてしまう。
昭和生まれの世代でも、全校生徒が校庭で朝礼をしていて、パタッと倒れる子がいました。アレも起立性調節障害だったのでしょう。
現在は①と➁のタイプが多い傾向があるそうですが、③や④の失神を起こすタイプに変わることもあるようです。
起立性調節障害は、鬱のような脳のホルモンが原因の疾患ではなく、精神の疾患でもありません。身体、自律神経の疾患です。
年齢を重ね自律神経が成長していけば、必ず良くなる疾患です。次回はその自律神経を説明します。
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