起立性調節障害(3) 自律神経って何?
23.03.20
起立性調節障害は自律神経が原因と言われますが、自律神経って何でしょう?
神経とは大きく分けて、中枢神経と末梢神経と分かれます。
中枢神経とは、脳と脊髄。末梢神経とは、身体のいろいろな器官に分布して、情報の伝達を行っています。末梢神経は運動神経と自律神経の二つがあります。
自律っていうことは、自分で律する、つまり自分をコントロールできるという意味です。生命を維持するために24時間働いているシステムです。
自立神経は、交感神経と副交感神経の2種類です。緊張させる(交感神経)、リラックスさせる(副交感神経)と、シーソーのようにお互いバランスを取りながら体の機能を維持させ以下のようになります。
交感神経
呼吸→早くなる
心臓→速く打つ
血管→収縮する 血圧上がる
皮膚→皮膚血管収縮 毛穴収縮 鳥肌が立つ
精神→緊張高まる 不安になる
副交感神経
呼吸→ゆっくりとした呼吸になる
心臓→ゆっくり打つ
血管→弛緩する 血圧下がる
消化→消化液の分泌、吸収 排泄
精神→ぐっすり眠れる リラックス
この2つの機能のバランスが重要で、どちらが良いというわけではなく、両方がバランスよく切り替われことが理想です。起立性調整障害はこの切り替えがうまくいかず、朝起きられないという症状です。
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