指のしびれ(2)原因
23.07.03
手のしびれは、筋肉中に発生したしこりが原因となって起こります。しこりが発生している場所だけではなく、離れた場所でしびれを感じることもあります。
・頚と肋骨をつなぐ筋肉(斜角筋)
・肩甲骨の筋肉(棘上筋)
・鎖骨の下の筋肉(鎖骨下筋)
・腕の筋肉(上腕骨、前腕骨の筋群
その他、背骨、椎間板、靭帯という組織は、加齢とともに変形し、脊髄神経を圧迫してしまうこともあります。頚の骨で脊髄神経が圧迫されると、高確率で手のしびれが起こります。
手のしびれの出方は、腕や指のそれぞれの場所の支配神経が異なるので、いつも同じ範囲がしびれるようになります。以下のようにしびれの場所によって、疑われる病気が分かります。いずれも片手のしびれの場合です。
➀ 親指、人差し指、中指、薬指の親指側半分がしびれている場合は、手根管症候群を疑います。
➁ 小指、栗指の小指側半分のしびれは、肘部管症候群を疑います。
➂ 親指、人差し指、中指の手の甲側のしびれで、手首を動かしにくい時は、橈骨神経麻痺を疑います。
両手のしびれの場合は、糖尿病が考えられます。
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