正月太りによる腰痛を防ぐ。
下妻整骨院しもつま鍼灸院ブログ担当、寺崎です。早いもので、もう令和3年も終わりですね。
来年はコロナも消息して落ち着いた1年にしたいものです。
そういえば、年末年始の休みを終える時期に、ぎっくり腰が多くなることがあります。
原因は、患者さんの体重が増え、身体が重くなり、筋肉を痛めやすくなるからです。
普段から腰痛があり、特に治療をしないでそのままにしている方は要注意です。これから年末年始に体重が増えて、腰痛を起こさないよう予防法や注意点を書いていきます。ご参考にしてくださいね。
1 おせち料理は高カロリー、高塩分。
昔の日本ではお正月の3日間は台所の火を使わないという習慣がありました。その時期に食べる保存食としておせち料理が考案されました。保存性を高めるため味付けが濃く、塩分、糖分が多めです。
普段の食事と比べるとカロリーが高く、1食で1000キロカロリーを超えてしまうこともあります。通常の成人男性1食のカロリー800キロカロリー前後)より少し多めという感じです。これにアルコール(日本酒コップ1杯120カロリー)が入るとかなりカロリーが高くなります。
塩分も10グラム超えてしまうこともあります。成人男性の塩分制限は1日7,5グラム未満(女性は6,5グラム)なので、かなり多めになっていまいます。
塩分が多くても人間は太ります。塩分を多くとると血液中の塩分も増えます。すると、腎臓が塩分濃度を薄めるため、身体から水分が出ていくのを防ごうとして体液の量が増えます。これがむくみで、代謝力がさがり、体重が増加してしまいます。
「栗きんとん」「伊達巻き」「黒豆」は特にカロリーが多く、「かずのこ」「カマボコ」「エビの煮物」は塩分が特に多いので注意です。
おせち料理は3日間続けて食べる必要はありません。普段の食事に戻すのも正月明けに太らないコツです。
2 野菜を多めに食べても太る場合がある。
野菜の煮物(ジャガイモ、里芋、ニンジン、レンコン)などイモ類、根菜類は比較的炭水化物が多い野菜です。しかも、煮物になると砂糖、みりんを使うためカロリーを多く摂取してしまうことになります。
ドレッシングをかけた野菜、ポテトサラダ、マカロニサラダもカロリーが高いので注意しましょう。
3 餅は高カロリー。
市販の切り餅1個(50グラム)は120カロリーです。
ご飯1杯(150グラム)は240カロリーです。
ということは、餅2個でご飯1杯分のカロリーということになります。
きな粉餅やぜんざいなど砂糖を使ったものはさらにカロリーが上昇します。
お正月は野菜をたっぷりいれた雑煮にして、餅のカロリーを調整しましょう。
4 目の付くところにミカンやお菓子を置かないようにしましょう。
このような点を注意して、年末年始にあっても、体重を増やして腰痛をおこすことのなく、健康的に過ごしてください。もし、体重が増えて体の不調を感じたら、当整骨院にご相談ください。どうぞよいお年をお迎えください。
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