冷え性はなぜ女性が多いのか?
寒い日が続きますね。 皆さんいかがお過ごしですか。 下妻整骨院しもつま鍼灸院ブログ担当の寺崎です。
寒くて冷えて肩がこる、腰が痛くなるという患者さんの声をよくお聞きします。
そういえば男性より女性の方が冷え性の方多いように思えます。 事実女性の7割が冷え性だといわれています。 なぜ女性に冷え性が多いのでしょうか?
1 体温はどうやって生まれるのか
私たちが日々食べている物は、体内で必要な栄養素に分解されたり、細胞が活動するためのエネルギーに転換されています。 このような体内の化学反応を代謝といいます。
また筋肉の中にミトコンドリアという器官が無数に存在していますが、このミトコンドリアが熱を発生させます。
このようにつくられた熱は周囲に放散されるため、身体に中の温度は上がりっぱなしになることはありません。 熱をつくる作用と熱の放散の作用のバランスが取れていると、体温が一定に保たれます。
冷え症はなんらかの原因で血液の流れが悪くなり、毛細血管へ温かい血液が流れず、手足などが冷えてしまう状態です。 気温とは関係がないので真夏でも冷え症になることもあります。
2 女性の冷え性が多い理由
❶ 男性よりも筋肉が少なく脂肪が多い。
女性は男性と比べると筋肉が少なく、脂肪が多い特徴があります。
先ほど筋肉の中のミトコンドリアが熱をつくると書いたとおり、女性は男性よりミトコンドリアの数も少ないのです。
よく運動をして筋肉量を増やせばミトコンドリアの数量も増え、熱をたくさん発生させることができるため、体温が上がりやすくなります。
無理に激しい運動をする必要はありません。ウオーキングなど毎日続けられそうな運動の方が体温を上げる効果が高いそうです。
❷ 女性ホルモンが体を冷やすか?
女性ホルモン自体に体を冷やす作用があるわけではありません。
しかし、ホルモンのバランスが崩れると、体温を調整している自律神経も乱れてしまいます。 その結果、血管が収縮して血液が流れにくくなり、身体のすみずみに血液が行き届かなくなります。 血液が体内で作られた熱を運ぶので、冷え性を起こします。
出産、閉経など女性ホルモンのバランスが大きく変化するとき、自律神経のバランスが崩れやすく、この時に冷え性になる女性が多いという説もあります。
❸ 薄着ファッションが身体を冷やす。
素足、薄い素材の洋服は身体を冷やします。
身体を締め付けるような下着を着用しても、血液の循環を悪化させ、身体を冷やしてしまいます。
❹ ダイエットで冷え性に。
厳しいダイエットも冷え性の原因になります。 栄養が不足して熱の産生ができにくくなります。
これは男女とも共通ですが、夏野菜や南国産のフルーツは体を冷やす作用があると言われ、冬に食べると冷え性の原因になるとも言われています。 なるべく季節の旬のものとるようにしましょう。冬は煮物や鍋物などで野菜を食べることをお勧めします。 お酒も冷えたものはご注意ください。
以上のようなこともあり、女性は冷え性になりやすいとのことです。
またストレスも血管の収縮させるため、冷え性の原因になります。
冷え性の改善にはマッサージや鍼灸が効果があるといわれています。あなたが冷え性でお困りでしたら、当接骨院でお体を温めてみてはいかがでしょうか。
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