突発性難聴(2)治療のツボ
23.04.16
突発性難聴は原因不明とされています。しかし、鍼灸の治療では、耳の周辺の頚肩のコリや自律神経の乱が原因ととらえています。頚肩のコリをほぐし、血流を改善させ、自律神経を調節すれば、聴力が回復する可能性が高い結果が多くみらています。
以下、鍼灸で行う治療で、突発性難聴の代表的なツボをご紹介します。
1,翳風
耳の後ろの凹んでいる部分です。難聴、耳鳴りに効果があると言われています。針先を上に向けて打ちます。
2,耳門、聴宮、聴会
耳の前方に3つ並んであります。聴覚の回復に有効なツボです。
3,中渚
手背の第4、5中手骨間で中手関節の後ろにあります。手にあるツボですが、難聴治療によく使用されます。
4,外関
手の甲側の手関節から親指2本分上の凹んでいるところです。耳鳴りに効果があると言われています。
以上は代表的なツボです。患者さんの体質の応じて、ツボを加えていくこともあります。
突発性難聴は早期治療が重要で、発症から1か月を過ぎると回復する可能性はとても低くなります。早期治療でない方は、治療効果が時間がかかる場合が多いようですが、症状が軽減していく方も多くみられます。諦めず、根気強く治療をしましょう。
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