指のしびれ(3) 手根管症候群
23.07.10
指のしびれの疾患の中に、手根管症候群があります。正中神経という神経が、手首の靭帯によって圧迫されて、指にしびれを感じたり、運動障害が起こる疾患です。
初期は、人差し指、中指のしびれがあり、最終的には、親指から薬指の中指側までしびれます。
急性期は、朝に強いしびれや痛みが生じます。
賞状が進行すると、親指の付け根の筋肉がやせてきて、親指と人差し指でのokのサインができなくなり、物をつかみにくくなります。
原因は不明。
妊娠、朱産期、更年期の女性に多発します。
手首の骨折後、仕事、スポーツでの手の使い過ぎ、人工透析をしている人などで起こる場合もあります。
発症のしくみ
正中神経は、指を動かす9本の腱と一緒に、手根管という骨と靭帯でできたトンネルのような空間の中にあります。
妊娠、出産期、更年期の女性は、ホルモンの乱れにより、先ほどの空間を包む膜がむくみ、正中神経を圧迫し、その末端の指にしびれを起こします。
仕事やスポーツの手首の使い過ぎも、膜にむくみを起こし、正中神経圧迫し、指のしびれを生じさせます。
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