変形性膝関節症
こんにちは。下妻整骨院、しもつま鍼灸院のブログ担当の寺崎です。
今回は膝の痛みの変形性膝関節症を書いていきます。
変形性膝関節症は、関節のクッションとなっている軟骨が加齢や筋肉量の低下によって擦り減って、痛みが生じる疾患です。
膝関節の骨と骨の隙間が擦り減ったり、骨の一部にトゲが出来たり、骨が変形します。
関節の周囲にある関節包という部分に炎症が起こり、液体が分泌され、水が溜まる状態になることもあります。
男女比は、女性が多く、特に50代に多く見られます。高齢者になるほど罹患率が高くなります。
症状初期は、歩き始めなど動作開始時に疼痛が起こります。
中期は正座時の痛み。階段昇降時の痛み。
末期は、安静時痛があり、歩行困難にもなります。
1、原因
関節軟骨の老化。膝の使いすぎによる関節の変形と考えられます。
遺伝や肥満に原因があるとされます。
2、予防(日常生活の注意点)
●大腿四頭筋を鍛えることが予防になります。
●正座をしないようにしましょう。
●肥満であればダイエットをしましょう。
●膝をクーラーで冷やさないようにしましょう。
●洋式トイレを使うことにしましょう。
3、リハビリ
膝の変形を進行させないように予防することを目的としたリハビリです。
痛みによって緊張した筋肉をほぐし、緊張で拘縮した関節の可動域を広げます。
以下簡単な運動をお伝えします。
座位で
①背もたれのある椅子に座ります。
②方足をゆっくりと水平になるまで持ち上げます。
③5秒間水平の足をキープします。
④ゆっくりと元に戻します。
入浴中座位で
①湯船の脚を伸ばして座ります。
②かかとを滑らせ、膝関節を出来るだけ曲げます。
③かかとをゆっくり滑らせ膝を出来るだけ伸ばします。
4、終わりに
もし、変形性膝関節症になって一度変形してしまった関節は元には戻りません。しかし、鍼灸治療は痛みを軽減することに効果があります。
関節周辺の血行を改善することで、炎症が収まり膝に水が貯まることを防げます。
変形性膝関節症の症状でお困りの方は、当接骨院にお気軽にご相談下さい。
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